説明下手な人にありがちな特徴4つとその対策
説明って難しいですよね。あなたは、下記のような体験はありませんか?
・説明しているのになぜか伝わっていない...。
・「結局なにが言いたいの?」「で、どうしたいの?」と聞き返される。
・PREP法など、知識をいくら学んでも説明が上手くならない!
説明下手な人にありがちな特徴
実は、説明下手な人にありがちな特徴が4つあります
・自分が話したいことを話してしまう
・自分の考えがない
・事実と解釈(考え)を区別していない
・知識をインプットするだけで実践しない
その対策
伝わる説明にするための対策を書いていきます。
・自分が話したいことを話してしまう
説明は相手×目的で成り立っています。
良い説明は、聞く側にメリットがあります。
説明する際、初めの5秒で説明の大枠やテーマを話しましょう。
聞く側は何を説明されるのか、その目的が分かり、話の内容に集中できます。
★例:これから、○○事業には△△の導入が必要であることをご説明します。はじめに現状課題と△△の導入効果をお話しし、実例を交えて見通しをご説明いたします。
また、相手がどのレベルで理解しているか、前提知識のレベルを意識しておきましょう。
途中で質問が無いか確認するのも効果的です。
質問の回答は、長すぎてはけません。1分で話し終わる程度の情報量にしましょう。
それを超えて話すと、聞いている人にとって情報過多になり、話が通じません。
できるのであれば、相手が知りたそうなことを事前に調べましょう。
説明する前に、口調や目の付け所など、その相手になりきって自分の資料・説明に質問してみるのも効果的です。
それ以上の詳細が必要な場合は、途中で区切って相手の理解度を確認しながら話を進めるとよいでしょう。
・自分の考えがない
どうしたいかが無いと、相手に何をしてほしいのかが伝わりません。
あまり自分で考えずに説明すると話の大枠も掴めません。
自分の考えをまとめたうえで話すと伝わりやすいでしょう。
そして冒頭で書いた通り、初めの5秒で大枠やテーマを話しましょう。
聞き手が、何を期待されているのか想像しながら聞くことができるので、返答に困りません。
★例:これから、○○事業には△△の導入が必要であることをご説明します。この会議では、部長に内容のご承認をいただきたいと考えております。
経験したことのない事であれば、似た事例を当てはめて、検討をつけましょう。
★例:直接のデータはありませんが、似たような事例として□□社の事例があります。同様の方法により3か月後に15%の改善がみられたので、十分に見通しがあると考えています。
・事実と解釈(考え)を区別していない
事実と解釈をごちゃ混ぜにして説明してしまうと、伝わらないだけでなく、説明下手な人だと思われちゃいます。区別できていない場合、区別する訓練をしましょう。
説明する内容を書き出して、根拠がある部分の隣に根拠を書き足します。その根拠が数字やデータからくるものであれば、事実です。主観的なものであれば解釈です。
★例:高橋さんの年齢は33です。見た目に反して結構若いです。
→データから来る(事実) →主観的(解釈)
事実には曖昧な言葉を使わず、なるべく数字を使って答えましょう。
数字を使うことで、日常会話が一気にビジネス会話になります(客観的になり説得力が増す)。
★例:あの作業は順調に進んでいます。来週には終わりそうです。
→ 顧客データ入力の作業は全体の60%程度は終わっています。あと3日で残りを埋められそうです。
・知識をインプットするだけで実践しない
読むだけ聞くだけでは何も変わりません。
次に自分で試して初めて意味があり、定着します。
以上のことを実践なくしては、説明する力は向上しません。