大企業で働く人におすすめの本を紹介 現代人に必要なマーケット感覚
本のタイトル「マーケット感覚を身につけよう」
「マーケット感覚を身に付けよう」という本を、 大企業で働く人におすすめします。
本の概要:マーケット感覚とは
マーケット感覚とは、
市場で何が必要とされ、何が取引きされているかを想像できる能力のことです。
この本を読んで私は、マーケット感覚こそが現代の人に必要な能力だと確信しました。
この感覚に乏しいと、以下の思い込みをすると言います。
※ もちろん思い込みが当てはまる場合もあります。
お恥ずかしながら私はそうでした。
- デパートや会社ロビーの受付など接客者よりも、大企業のエンジニアのほうが有能だと思う。
- 名前がつかない雑多業務は価値が無いものだと思う。
- 性能が良いものを作れば売れると思う。
みなさんはご経験なかったでしょうか。
私はこの本を読んで、上記のような考えは180度変わりましたので、
同様の考えをお持ちの方にお勧めします。
接客業が高価値であることに気づく
筆者は、スーパーで接客業に就く主婦の価値が高いと考えています。なぜでしょう?
結論から言うと、
日本の接客スキルの水準が世界トップレベルだからです。
カジュアルレストランやホテルなどの接客業市場で見ると、
日本人の接客スキルは、レストランのフロアマネージャやホテルのホテルマネージャーに匹敵します。
大企業のエンジニアの一社員という肩書きでは、その市場では相手にされないでしょう。
もしかすると、限定の仕方がズルいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながらマーケット感覚(ひいては世界に通用する市場)においては、
「その市場では誰にどんな価値が求められているか」
これをいかに想像できるかが、重要となります。
間違った市場に身を置いていては、いくら頑張ってもその価値は評価されないのです。
その人の価値は、身を置く市場と行うスキルの組み合わせによって決まることを、忘れてはいけません。
大企業だから大丈夫、と思っていたら危険
大企業は収入が安定していて安心感がありますよね。 ただし、それは将来にもわたって永久的にそうでしょうか。
資本主義においては、市場から求められない業界や企業は淘汰される運命にあります。 この本の中にも、市場の力が大企業を動かした例が書いてありました。
政府は以前まで、羽田空港は国内線、成田空港は国際線を扱うことと規制していました。
なので地方の人がパリへ行きたい場合、
地方空港→羽田空港→成田空港→パリと乗り継がないといけません。
これを解決したのが韓国の仁川空港です。地方→仁川→パリの空路を作ったのです。
市場が韓国の空路へ流れ込んだ結果、関係者は慌てて羽田の国際化に踏み切ったそうです。
このように、どんなに凶悪な統制があろうとも、市場の力はやがてそれを上回ります。
したがって、マーケット感覚を敏感に働かせ、市場への継続的な価値提供ができなければ、
大企業であっても窮地に追い込まれるリスクがあります。
現代は、全員にマーケット感覚を求める時代
ネットで情報収集できる世の中になりました。
就職活動やアルバイトなどは昔、人伝いで直接仕事を取りに行くしかありませんでしたね。
いまはネットがあり就活サイトや募集サイトがあるので、
売り手も買い手も全く接点のない所から繋がるようになりました。
企業も応募生も、上手に自分を売りに出さなければいけないので、
その市場では何を求められているか、敏感に察知する能力がより必要となっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「マーケット感覚を身につけよう」の内容をふまえ、
私の経験や持論を使ってマーケット感覚の重要さをお伝えしました。
本にはマーケット感覚を見つける方法も書かれているので、
是非お手に取って読んでみてください。
本はこちら。